危険な提案−5−

*堂郁(恋人期間)

危険な提案−4−の続きです。
R15です。該当される方はご遠慮下さい。

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郁がシャワーから戻ると堂上はソファに腰掛けたままテレビを見ていた。

「お風呂広かったですねー、お湯張れば良かったかも」
「そうか、そんなに広いなら二人でゆったり浸かれるな」
「二人でって……そんなの無理です!」

一緒に入るかと誘われた事は何度かあるが、恥ずかしくてできないといつも断ってきた。コトの最中もいつも真っ暗にして貰って、それでも恥ずかしいのに、明るいバスルームで裸になるなど堪えられない。

「そうか、じゃあその内、な」
「……はい」

そう言われると永遠に無理だとは言えない。
耳まで熱くなるのを感じて俯くとそっと抱きしめられ、耳たぶにキスをされた。

「風呂、行ってくる」

微かに上ずった甘い声が余計耳を熱くして暫くそのまま動けなかった。

堂上が風呂に入ってしまうと何となく手持ち無沙汰で、ソファに座ってテレビを見るものの落ち着かない。リモコンを弄ってうっかりAVに切り替えてしまい、ぎゃっと叫んで慌てて元に戻す。

内容の全く頭に入らないテレビを睨みつけるように見ていると程なく堂上が戻ってきた。

「風呂、確かに広かったな。せっかくだから後で泡風呂したらどうだ?」
「泡風呂!入りたいです」

堂上の顔がニヤリとして次の台詞は聞かなくても分かった。

「一緒には入りませんよ!」
「まだ何も行ってないだろ」
「言わなくても顔に書いてます!」

男の夢なんだがな、と頭をかいて、郁がその気になるまで気長に待つと微笑まれるとそれ以上言えず、努力しますと小さく呟いた。

頭の上に手が乗ったかと思うと抱き上げられてベッドに優しく降ろされる。

唇から首筋へといくつものキスを落とされ、寝巻のボタンに指がかかる。
いつもよりずっと性急な堂上に戸惑い手を掴んで静止しようとするが、簡単に振りほどかれ胸元をはだけられる。

「ちょ、ちょっと待って」
「そんな可愛い事言われて待てるか」

ホックも外されて下着を上にずらされ、完全にあらわになったささやかな胸を両手で包まれる。

「ん……あっ」

両手でゆっくりと揉まれ先端を舌で転がされると全身に電流が走り、声を上げそうになって慌てて手を口に当てた。

と堂上が郁の手を口から引きはがしシーツに押さえつける。咄嗟に反対側の手で声を押さえるが、今度は両手を捕まえられ身動きが取れなくなってしまう。
その間にも舌は郁の口内から首筋、耳、胸元へと余す所無く刺激を与えてゆく。

尖った先端を舌で転がされ甘噛みされると、もうこらえきれなかった。

「あっ……んぁあっ……」

その声に煽られるように堂上の舌は激しく郁を攻め立てる。

今まで声を聞かせろと言われた事は何度もあったが、郁が恥ずかしいからと拒否するとそれ以上求められる事はなかった。
今日みたいに力ずくで押さえられるなど初めてだ。

「きょう……かん……っ何でっ」
「いつものホテルじゃ声を出したら聞こえるって言ったのはお前だろ?じゃあ今日は聞かせてくれるって事だ」
「えっ……違っそういう意味じゃ……んっ」

問い掛ける間も堂上の舌は動きを止めない。
郁としては睦み事というか、そういう話し声や物音が聞こえるのを気にしただけで、決して喘ぎ声の事を意味していた訳ではなかったのだが、声を出すと言えばその声だと取られてもしょうがなかった。

「じゃあどういう意味なんだ?」
「えぇっいや、その、それは言葉のアヤと言うか……」
「何のどんなアヤだ。俺にはそういう風にしか聞こえなかったぞ」
もう反論の言葉がなくなり潤んだ目で胸元の堂上を見ると散々攻められて敏感になった所を更にきつく吸われた。

「やっ、あん……ぁあっ……」
「そう、もっと聞かせろ。郁の声が、聞きたい」
「そんな、出せって言われても、どうすればいいのかわかんないです」
「別に何もしなくていい。我慢しなければ勝手に出る。」

コクリと頷くと押さえ付けていた手が話されて、二本の手と舌が郁の全身を駆け巡り、喉がかれるまで鳴かされたのだった。

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終わりです。これ以上は多分書けません……。