新たなる野望

*手柴(夫婦)

しょうもないです。
会話文多&未来話&捏造

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夕食を終えてくつろぎのひと時、テレビを見ながらふと思い付いたかのように麻子が手塚に話しかける。

「ねぇ光、あたし司令になったら次は文科相目指そうかしら?」
「ああ、いいんじゃないか?」

口調は完全に冗談モードだが、策略家の妻の場合はどこから本気かがまるで読めない。

「その頃はお義兄さんが法相かもねー」

兄貴にそのつもりがあるかどうかはともかく、可能性としてはなくはないだろう。
だが文科相の麻子と法相のの兄にはさまれた自分を想像するのは空恐ろしい。きっと同等のポジションには立たせて貰えないだろうし、立ちたくもない。

「……じゃあ俺は何だ?」
「光はあたしの私設秘書よ、決まってるでしょ?」
「……それは光栄な話だな」

一人悦に入る麻子を横目に、やっぱりなと沈みそれをやっぱりと思う自分に更に沈まされる手塚がいた。

――だってそうしないとお義兄さんに取られちゃうじゃない。

そのセリフは胸にしまっておいて「あたしって結構光の事好きみたい」と麻子は言ってみたが、夫の顔は一向に晴れなかった。

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柴崎が王女なら手塚はナイト、令嬢ならバトラー、戦国時代の姫様なら家老って感じです。
手塚の方が育ちはいいハズなのに……